フレキソ印刷は環境に優しい、エコな印刷方法

フレキソ印刷とは何か


凸版印刷の方式の一つで、ゴムや合成樹脂を使用した版の素材を、水性などの液状インキを使用して印刷する形式が、フレキソ印刷です。印刷に使う色ごとに、ベタッと印刷できることが特徴で、よりはっきりとしたつやを出すことが可能となっています。その一方で、見当たりが合わないといった問題点があることから、アミの掛け合わせは難しくなります。凹版印刷に使われるグラビア印刷では、油性インキを使った印刷法がメインとなっています。油性インキと比較すると、印刷に使うインキの量が少なく、乾燥風量が3分の1で済む点が特徴です。印刷時に発生する、揮発性有機化合物と呼ばれる「VOC」が含まれておらず、燃焼装置を使わないことからも、環境に優しい印刷法として注目されています。

フレキソ印刷が使われる用途


フレキソ印刷は、細かい文字や画像などの表現がシャープになる特性を持ちます。逆に、濃淡の表現には優れておらず、陰影や質感などを表現するためのグラデーション部分が弱くなる性質を持っています。平滑性の低い基材向けの印刷に適していることから、主にダンボールや紙袋といった紙製品向けの印刷に多く利用されています。レーザー彫刻や印刷技術向上により、高性能な印刷が可能となっていることから、グラビア印刷向けの素材にも対応するようになっています。インクの使用量が少ないことや揮発性有機化合物が発生しないこと、版のつなぎ目がない印刷方法の確立など、多くの要素が影響しています。また、デジタル化による印刷自体の自動化も、フレキソ印刷の推進をより高めています。